テンヤ釣りとその魅力

難しく、古臭いと言うイメージのあるビシヨマのテンヤ釣り

難しいが故に他の釣りとは違った奥深さがあるこの釣り

はまった釣り人にしかわからない
知る人ぞ知る
ビシヨマのテンヤ釣りの魅力

この
ビシヨマのテンヤ釣りをもっともっと多くの方に知って頂けたらと
このホームページを立ち上げました

ところがそのタイミングで
テンヤ釣りの大ブームが・・・
テンヤにヒントを得た鯛ラバが流行し、竿でテンヤも
そしてマダイシャクリ釣りを超ライトに改良した一つテンヤが!

いずれにせよ
初心者からベテランまでが
『生涯を通じて楽しめる釣り』との出会いと場となるよう

また情報交換、交流の場としても活用頂けたらと願って就航しております(^0^)

                                               
テンヤ釣りってどんな釣り?
 大まかに言えば『鯛玉』と呼ばれる小さな鉛に2本の針を付けただけの仕掛けを『鯛テンヤ』と呼び
『海老で鯛を釣る』のごとく活きたサルエビ(ブトエビ)等をエサとして付けるだけの
シンプルな仕掛けの釣りです。

※テンヤ釣りで使用する主な活きエビの種類

アカエビ
比較的小型ですので2匹掛けで使います。他のエビに比べる死にやすいのが弱点。

サルエビ(ブトエビ)
理想の活きえびで殻も
軟く、比較的大型のも
のは一匹掛けで使用。
アカエビに比べると生
存力も強い

テンヤに付けたエビは海中で逃げるように躍らせられ、魚をおびき寄せ
食わせて、掛ける技術がいるなど、経験に大きな差が出る釣りの一つでもあります。
一概に
テンヤと言っても呼び方や大きさ、形状や釣り方までも様々です。

 
真鯛(大鯛)主として仕留めるために昔から伝えられて来た伝統ある手釣りの一本釣り釣法で
潮流の厳しい場所や深い場所でも軽い仕掛けで対応出来るよう
基本的にビシ鉛を打ったテグス
『ビシヨマ』を使用し、素手で魚とやりとりする釣法です。
しかし近年は高感度のロッドやリール、新素材(PEライン)も出回り
ライトタックルでこの釣りを楽しむ
『竿テンヤ(エビラバ)』
テンヤ釣りをルアー感覚へとイメージした『タイラバ』『インチク』なるものも流行し
古臭いイメージのテンヤ釣りに近代化した空気を送り込んでくれたような気がし
ビシヨマ愛好者とのバランスを考慮した上で、当船としてもこれからの真鯛釣りに
歓迎せざるをえない部門であります。

シンプルな軽い仕掛けゆえに、難しい棚取りに時間だけを費やし釣りにならない経験をする人や
一方ではいきなり
大鯛の引きを体感し、とりこになる人がいたりと
極端に言えば
『二度としたくないか、ハマってしまうかの釣り』でるとも言えます。

 関東では真鯛シャクリ釣り、ビシマ釣り、近年は九州でも
『ひとつテンヤ』なるものも大流行しています。

『ひとつテンヤ』について
 
四季丸ではよく『一つテンヤは出来ますか?』と聞かれます。この釣法は特別な釣り方では無く
いわゆるライトタックルを使用する
竿テンヤ(エビラバ)の一種です。
なぜ特別に
『ひとつテンヤ』なるネーミングが付いたかは・・・
そもそも関東で行われている
『真鯛シャクリ釣り』とは、非常に軽い豆テンヤ(3号前後の打ち込みテンヤ)を使用し
テンヤから2ヒロ程上に10号前後の中オモリをつけて棚を取り、大きくシャクリあげる釣りです。
この釣り方をよりライトに改良し、中オモリを除いて豆テンヤのみ一つを使う釣法に変えたから
『ひとつテンヤ』です。
通常ビシヨマを使わない
竿テンヤ(エビラバ)の方々が10号〜18号のテンヤを操ってるのも、言わせれば『ひとつテンヤ』であり
ただ、昨今言われてる
『ひとつテンヤ』は超軽量の豆テンヤやカブラ型の鋳込み針を使用する事に分類しています。
・・・・と理解しておりましたが・・・そうではなさそうですね。
釣具店には軽量豆テンヤどころか、昔から使われている鋳込みテンヤの12号〜18号と出回り始め
これさえも竿で使用すれば
『ひとつテンヤ』と・・・
ビシヨマでは『ひとつテンヤ』と呼んで貰えないのは理解出来ますが、ブランコテンヤでも竿で操れば立派な『ひとつテンヤ』です。
こうなれば
ビシヨマテンヤなのか、竿テンヤ(エビラバ)なのか?の区別だけでよさそうですね。
あとはどれ位の軽量テンヤを使用出来るのか?腕の差ですし、釣果にも差が?
通常の鋳込みテンヤかカブラ型にするのか、ブランコテンヤなのかは関係ないんじゃないのかなぁ〜?

『ひとつテンヤ』として区別するなら、前述の通り
鋳込み豆テンヤ(せめて10号以内)を専用ロッド、スピニングリール、えび餌で釣る場合で
鋳込み豆テンヤの特性を利用した、フォールでアタリを取り、即合わせする釣りと区別した方が
理解しやすいと思うのは私だけでしょうか?


通常の竿テンヤはちろん、この『ひとつテンヤ』も是非チャレンジして頂いて結構ですが
テンヤも軽量過ぎると水深や潮流により太刀打ち出来ない場合があるという事。
出来れば夏から秋の比較的浅場を狙う時期に超軽量テンヤはチャレンジされた方が良いかと思いますが
自信のある方はどんな場面でも是非!


 
船上ではビシヨマ、竿テンヤ(エビラバ)、一つテンヤのお客様が混じる事が多々あります。
四季丸では
ビシヨマの方を船のミヨシ側から配置し、竿テンヤ(エビラバ)、一つテンヤの方をトモ側から配置するようにしています。
余程の悪潮でない限り殆ど大きなトラブルはございませんが、棚取りが困難な時には
思い切って号数を上げた方がトラブルも少なくなり、釣果も上がると思います。

九州では福岡県以外にも、大分県豊後水道、佐賀県は呼子周辺や長崎県は壱岐・対馬、鹿児島県は錦江湾
熊本県天草地方もその土地柄による伝統的なテンヤ釣法が行われており
山口県、広島県の瀬戸内方面でも盛んなようです。

                                                                                  

どんな魚が釣れるの?
  前述しましたようにテンヤ釣りと言えば主役は真鯛、それも大鯛ではありますが
季節や場所によって様々な魚が混ざって来ます。
餌がエビであると言う事から、これらを餌とする魚の殆ど全てが釣れると言っても過言ではありません。
青物のブリ・ヒラマサ、根魚のカサゴやハタ類、底物のヒラメやイシダイ、砂泥地に生息するホウボウやアマダイ等何でも・・・
しかしながら、釣り人の個人的な食味の好みは別として
繊細かつ神経質な
真鯛(大鯛)を釣り上げる技術が問われるテンヤ釣りにとっては
あくまで他魚は外道としての扱いです



                                   
胴突釣りとの違いは?
 
私も遊漁船に乗ってた頃、テンヤの仕掛けの上に枝バリを1本もしくは複数付けて
釣りをされてる方を多く見かけました。
これは本来のテンヤ釣りの概念からすると・・・・との声をテンヤ釣り愛好家からよく聞きます。
もちろん私自身も同じ考えなのですが・・・・
胴突き釣り+テンヤ釣り(胴突テンヤ?)とでも言った方がいいこの釣り方は
枝バリでお土産確保、あわよくばテンヤに大物!?と、とらえられがちです。

●余分な枝バリを付けておくと、テンヤにアタリがあったのか?枝にアタリがあったのか?わからないまま釣りをしている事になります。
また基本的にテンヤの誘い方と、枝での誘い方は違うのでテンヤ釣りはあくまでテンヤに食わせる釣りと理解して下さい。胴突(枝バリ)テンヤをしているとテンヤ釣り本来の技術の上達は難しいでしょう。

●余分な横(枝)バリが多いがため、潮が複雑(二枚潮等)で早い場合や、水深の深さなどによっては頻繁なオマツリを招いてしまいます。

●テンヤ愛好家ほど活きエビにこだわり、大切に扱います。通常テンヤには大きなエビ一匹掛けか、小さ目なら二匹掛けで行いますが、枝を付ける数だけ人の倍以上のエビを消費してしまいますので・・・。

 
通常、胴突での鯛五目釣りはたくさんのハリを付けた仕掛けを重めのオモリで海底に落とし
餌を魚にアピールしてダブル、トリプルでお土産確保する釣り方で
テンヤ釣りとは全く趣旨が違います。
もちろんメバルや回遊魚、群れでいる魚等で数を狙う場合は
この胴突き釣りが理にかなっているのかも知れませんが
大型の頭のいい
大鯛がこの仕掛けに簡単に飛び付く確立は低く
余程食いの立った時にまれに掛かる程度です。
何十号もあるドデカイオモリで海底をドンドン言わせ
上には不自然に餌の付いた何本ものハリがぶら下がっているこの仕掛けに
神経質な
大鯛はまず近付かないでしょうし、テンヤ釣りをしている釣り人がいれば
そちらに掛かるはずの大物も逃しかねません。

 テンヤ釣りはえびを鯛に発見させ、基本的に海底から上へ上へ誘って食わせる釣りですので
胴突釣りのように海底付近ばかりを狙う釣りではないのです。
(一つテンヤの場合はフォールで主に狙うが・・・)
大鯛は縦のラインを嫌うと言われています。
重たいオモリで張られた太い幹糸は危険信号なのでしょうが、テンヤ釣りの場合は
エビのぶら下がってる小さな
鯛玉を直接下から狙って来る事が多いので
少々太い縦ラインを使用しても警戒無く
大鯛が飛び付きます。

 そんなこんな上記の理由及び、オマツリの原因を避けるためにも

四季丸では、胴突釣り及び枝バリを禁止

とさせて頂いております。

あくまで純粋なテンヤ釣りを楽しみたい方の船にしたいので
ご理解の程宜しくお願い致します。



テンヤでの釣り方は?
 
まずテンヤ釣りは底を感じる事が命です。
海底に着底したイメージからテンヤの動きを頭に描いて釣らないと面白くもなく、魚も食って来ません。
竿でのテンヤ釣り、タイラバ等は竿釣りに慣れてる方であれば容易に底を取れる事と思います。
(深場であれば少々技術も必要ですが)
特にタイラバは基本的にはエビ餌を付けずにただ巻きして誘い、食わせる方法を取りますが
竿テンヤとて同じ要領で上層まで誘って食わせたり、落とし込んで食わせたり
もしくはテンションを入れて海底をたたいたりして食わせます。
一つテンヤとて底の把握は必要であり、どの辺りをエビがフォールしているのかを把握するイメージは不可欠です。
竿釣りは、テンヤやタイラバが海底に着いたら糸ふけが出てラインが止まるという現象で
ある程度棚を把握出来ますが、ビシヨマはヨマ自体が重たいので
ほおっておけばいつまでも出て行きます。

 
そこでビシヨマによる棚取りの方法を挙げますと
大きく2つに分かれます。

 
まず、テンヤが海底まで落ちて行くイメージと海底に着底してからをイメージしてください。
テンヤの後を追うようにしてビシヨマがズルズルと海中に引き込まれて行きます。
テンヤが着底しましたが、ビシヨマは重たいために潮に押されながら弧を描くように
ずるずると海底に張り付いて行ってます。
※この状態を瀬の激しい場所でやってしまうと、大切なビシヨマを高切れさせてしまう危険もありますね。

棚取り方法@

 
上記をイメージし、テンヤが海底に着底すると思われる深さよりかなり前にビシ糸を止めてみましょう。
テンヤは海中にぶら下がったままのイメージです。
人差し指の上にビシヨマを載せ、手首の強いテンションを使い跳ね上げてみましょう。
テンヤは一瞬上に引っ張られますが、また海底に沈もうとします。
この時『ツンッ!』と跳ね返る衝撃が指先に伝わって来ます(潮が行ってる時ほど明確です)。
これがテンヤの
『踊り』で、いわゆるテンヤはまだ着底してないという事です。
このままビシヨマを海底へ送り込みながらこの動作を繰り返すと
やがてこの踊りが無くなります。そこが海底です。
しかしながら、100mを超える深場での釣りや、二枚潮など潮の悪条件が重なった時は
この方法が通用しない場合がありますので、次の方法を完全にマスターするべきです。

棚取り方法A
 
同じように上記をイメージし、今度は着底すると思われる長さより少し多めにビシヨマを出してみましょう。
テンヤは着底し、ハリスからナイロン、ビシヨマ付近まで海底を少々這ってるイメージです。
のずり(船べりに付けてある竹の丸太)をてこに両手で交互にゆっくりとビシヨマを手繰って行きます。
海底に寝たビシヨマが段々と真っ直ぐに起き上がって来ています。
ハリスまでが立ち上がり、いよいよテンヤが離底する瞬間です。
ここまでは軽いイメージですんなりとビシヨマが手繰れますので、この感覚を体で覚えて下さい。
さてテンヤが離底する瞬間、この感覚が微妙に変わります。
ビシヨマ+テンヤの重量が全て乗って来ますので
手繰った感覚が先程よりグッと重く感じる瞬間があるはずです(テンヤが軽いほど難しい)。
ここを感じて下さい。
微妙な差ではありますが、慣れれば確実な棚取り方法となり、テンヤ釣りが面白くなる第一歩です。
※自分用のビシヨマに10m毎、20m毎等印を付けておいたり、色分けのヨマを使ったりすれば水深との目安になるので棚取りも覚え易いかと思います。
またビシヨマにも様々な物がありますので、自分の手に慣れた棚の取り易いビシヨマを
何パターンか持つ事です。


誘い方やの色々や合わせ方
 
このように底が取れれば、後はいかにして魚を誘うかですが、季節や場所によって誘い方も変わって来ます。
よく見かけるのが、一度取れた棚に安心し、海底付近をちょこちょこ手で跳ね上げながら釣ってる方。
底付近はエサ取りなどの小魚が多いため、何かしらアタリがあるのでこれで安心するんですね・・・・・
結果はと言うと・・・殆どの場合、エサ取りにエビをかじられて終わりです。
仮にこの人にたまたま
真鯛が食いついたとしましょう。
この人はまず、天空に向けてビシヨマを振り上げ合わせを入れます。
向こう合わせで掛かる場合はありますが、食いが浅い時などの合わせの場合
真鯛の口にハリを掛けるのは難しくなります。
なぜなら、片手で大きくビシヨマを振り上げたとしても
海底ではふけたビシヨマが少々真っ直ぐになった程度しか変化してない事です。


そこで
 
のずりをうまく利用した棚取り、合わせを覚えましょう!
テンヤが離底した瞬間からが勝負ですので、このイメージを常に頭に入れて下さい。
離底した瞬間、もちろん底にいた
真鯛も食い付きますが、底物のアマダイや根魚等がこの時に当たって来ます。
アタリが無くとも、更にビシヨマを手繰り、段々底を離れて行くとアタリは遠ざかりますが
真鯛はエビに気付けば追い掛けて来ます。
急にビシヨマがクッと止まったり、コツコツッとつついて来たりが前触れなので
そのまま更に手繰ったり、追いが止んだら手繰りを止めたりしながら、ハリを咥え込んだタイミングを掴んで
1手2手3手と、
のずりをてこに両手で素早く交互に手繰るのです。これが『合わせ』です。
ハリ掛かりすればグッと重量感が伝わり、大きさを問わず至福の瞬間を味わえるでしょう。


 
春先の乗っ込みなど特に上層までの誘いが重要ですが、秋など比較的浅場で底付近を中心に狙う時などは
海底から1m〜数m位までを中心に上下運動を繰り返す誘いや
また特例ですが夜のテンヤ釣りでは全く誘いを掛けず、船の流れのみに任せて
テンヤを海底に維持したままアタリを待ちます。
しかし、基本的にはエビを躍らせて目立たさせたり
エビが海中を逃げるイメージをさせて誘うのがテンヤ釣りの基本ですので
同じ棚でじっとしてる釣り人と、常に誘ってる釣り人では真鯛の釣果は確実に差がつきますね。
真鯛にエビの存在をいかに早く気付かせるか・・・そうすれば真鯛は追って来る・・・
をイメージしましょう!

竿での合わせは?

竿テンヤ(エビラバ)の合わせはビシヨマ釣りをそのまま応用する事。

鯛ラバはエビを使わないので、ただ巻くだけ・・・前アタリがあっても決して合わせてはいけません!
重量感が乗ったらそのまま竿であげましょう!

一つテンヤの場合はフォールを主に狙いますから、これらと全く異なり
違和感、微妙なアタリでも即合わせしましょう!
ですからラインは常に張った状態でフォールさせる事がベストですが
それ以前に食い込みを感じれば、素早いリーリングでたるみを取り、大きく合わせるなど技術も必要です。
もちろん巻き上げで狙う事も応用の一つです^^



                                 
そしてテンヤ釣りの魅力をまとめると
主はパラシュートアンカーでの流し釣りである事
 地方によっては潮流やポイントの関係によって、同じ流し釣りでも
スパンカーを立てて忙しく移動しながらのテンヤ釣りを余儀なくさせられてる所もありますが
当地方、もちろん当船では船のエンジンを止め、船の流れるコースを予測し
パラシュートアンカーで潮に乗せて船を流しながら、静粛した空気の中でのんびり釣り糸を垂れます。
群れを探し追いかけたり、撒き餌を撒いたりする釣りではありませんので
個人の技術で自分のテンヤを
真鯛に気付かせて下さい。
特にビシヨマでの釣りの場合、海中へ落ちて行くビシがのずりを擦るカラカラと言う音
逆に
大鯛が掛かればキュッキュッときしむ音だけが船上を走り、この風情が魅力の一つではないでしょうか。 


『釣れた』ではなく『釣った』が実感出来る釣りである事
 テンヤ釣りに限ってではないでしょうが、特にこの釣りでは先程述べましたように
群れを探して走り回る釣りではないし、撒き餌を撒いて魚を集めて一気に釣り上げる釣りでもありません。
真鯛がいるでしょう、予測されたコースで小さな鯛玉一つにエビが1、2匹付いただけの仕掛けで
大海原にいるだろう一匹の
真鯛に気付かせ、エビを食わせる。
向こう合わせで勝手に掛かる場合もありますが真鯛の機嫌次第ではオチョクリも入りハリを咥えてくれない。
そこを何とか誘い誘い、咥えたハリに合わせを入れる。そして掛ける。
一匹、一匹を考えながら釣る、まさしく
釣れてたではなく、釣った!実感出来る釣りではないでしょうか?
そんな事言っても勝手に掛かってたって事もしばしばですが^^



難しさが大きな魅力の釣りである事
 
なぜわざわざこんな難しい釣法で真鯛を釣るんでしょうね?
浮き流し釣りや、ズボ釣りだともっと簡単に
大鯛が狙え、小鯛なら胴突仕掛けで十分なのに・・・・・
テンヤ釣りを敬遠される方は、棚取りの難しさから断念する人がほとんどです。
棚がわからなければ釣りにはなりませんから面白くも何ともありません。
しかし逆にテンヤ釣りにはまる人の多くは、この棚取りの難しさを克服し
棚を感じながら誘う事ができる様になり、また
真鯛が追い掛けて来ている事も感じ取れ
それを掛けた時、手繰り寄せる時の相手とのやり取りが忘れられないんです。
もちろん
大鯛では感激も数倍です^^
毎回違う海の環境の中では、棚取りや誘いも毎回対応を変えなければいけません。
ビシヨマ釣りに関して言えば、まさしく素手だけでの魚とのやり取りです。
投入から合わせ、巻上げまで全て素手。大
物が掛かってもリールのドラグもありませんし、竿のしなりに頼る訳にも行きません。
難しさが夢中にさせてくれる、テンヤ釣りの最大の魅力ですね。



もちろん真鯛(大鯛)が狙い!しかし、様々な高級魚が!
 
この時期はイサキが食べたいから、この時期はメダイが食べたいから釣りに行こう!
などなど、季節ごとに旬の魚を追いかけて行く釣り人が多いのは当たり前です。これも釣り人の楽しみ^^
しかし、テンヤ釣りは基本的に年中
真鯛を追いかけますので、何を釣りたいからと向かう釣りではありません。
しかし、魚にとっては大好物の新鮮なエビを餌にしているためどんな外道が飛びつくかわかりません。
これも魅力の一つですね。
思わぬ青物が登場して引き味を楽しませてくれたり、ヒラメやハタ類、イシダイやアマダイが登場して
舌を楽しませてくれたり・・・・
狙った魚ではないけれど、宝くじで当たったような感覚で楽しませてくれるのも魅力ではないでしょうか。
その反面、軽いクーラーBOXを担いで帰らなければならない場合もあり
土産重視、釣果第一主義の釣り人には敬遠されるかもしれません。


テンヤ釣りは何処の真鯛にも通用する!
 真鯛は北は青森県、南は鹿児島県まで日本中広く分布していますが、各地の真鯛の習性は違うのでしょうか?
私は
『真鯛としての習性(捕食スタイル)』に違いは無いと思います。
ニュージーランドに住んでる豪州真鯛でさえ^^
九州北部近辺の真鯛を見ても、壱岐沖〜沖ノ島、角島〜山陰方面、もちろん関門から東の周防灘
伊予灘、豊後水道に瀬戸内海・・・・何処の真鯛も季節によりイワシなどの小魚やイカを追ったり
甲殻類のエビやカニ類を食したり・・・違いがありますか?
こいつらの習性が同じだから、各地でテンヤやカブラ釣りも生き残って来たのです。
各地の海況に応じてアレンジされた釣り方の違いはあるでしょうが・・・
警戒心が強い反面、好奇心も旺盛な
真鯛(大鯛)の習性を上手く利用したテンヤ釣りこそ
繊細かつダイナミックな釣りです。
 
 真鯛(大鯛)
狙いに関してだけ言えば、同じ活エビを使う釣り、テンヤ釣りと胴突釣りとでは
繊細さもダイナミックさも、もちろん
大鯛を捕れる確立も比ではありません。
昨年より、周防灘、伊予灘方面の鯛釣りポイントも開拓しましたが
玄海灘、響灘と全く同じ釣り方、流し方でやってますし、全く同じように食ってくれます^^

大鯛
も数出ました。
むしろ、他の釣りがメジャーな為『こんな所にも
真鯛(大鯛)が居るんですか!?』と驚かれる始末で・・・
と船長の私自身が一番驚いたんですが^^


最後に・・・ 
 
誤解しないで頂きたいのは、他の釣りや、釣り方そのものを批判しているのではないと言う事。
四季丸はテンヤ釣りに最大の魅力、奥深さを感じているので、この釣りを残し
まだ広く知って頂きたいんです。ビシヨマはもちろん竿テンヤにしろ・・・・

船釣りに関しては様々な狙い物・釣り方がありますし、楽しみ方としても個人個人の勝手です。
無理して釣らなくても色々工夫しながら楽しみたい
近所に土産も配りたいから、とにかくたくさん釣りたい・・・・
釣りは娯楽です、強制されるものであってはなりません。
ただ一艘の釣り船に色んな趣旨の方が乗り合わせる事は困難です。
だから釣り人は自分の趣旨にあった船に乗って楽しもうとし、同じ考えの仲間で釣りが出来るんです。
四季丸とて
『テンヤ釣り専門』と遊び方に条件を付けて遊漁をしておりますし
この釣りがどんなものなのかを理解してくれて乗船してくれていると思っております。


本当に最後です・・・^^
 釣りの上達に欠かせないのは、
魚の習性を知る(勉強する)事。
言うなれば釣りが上手な人は狙う魚の習性をよく知っています。
ちなみに
真鯛の習性は^^?

・・・・好きな色ってあるんでしょうか?

 
真鯛は色盲です。ただ色温度は感じるので明暗は区別付くでしょう。
だからテンヤの色は、水中で黒っぽくなるのか(赤など)、白っぽくなるのかで考えた方がいいのでは。
しかし、テンヤ塗装は釣り人の一つのこだわりや気分で、これも楽しみの一つですからね^^
釣れる気がするんですよ、色鮮やかなテンヤなんか^^
ただ好奇心旺盛な
真鯛は、反射的な光、輝きには興味を示すと思います。
暗闇でも光る活きたエビの眼!飛びつくはずです!       

・・・・好きな食べ物は?
 
真鯛は小魚から甲殻類のカニやエビ、イカやタコ、貝類、ゴカイなどの虫類からイソギンチャク、ヒトデなど
何でも食べますよね。
しかし、テンヤ釣りに向いてる餌はエビです。
上でも述べたような眼の効果やテンヤの動きにもマッチさせやすいですよね。
疑似餌のタイラバなどはタコやイカの足を擬似して効果を得ていますし、もう一つは
動きです。
変化のある動きに興味を寄せ、反射的に飛びついたりしますので、これも最大のヒントです。
その反面、
大鯛ほど頭もよく警戒心も強いので、違和感を感じさせるとそっぽ向かれる事も・・・・

・・・・どの辺を泳いでるの?
 春は中層まで浮いている事が多く、秋から冬場は海底付近か数m付近が一般的と言われますが
その日の水温や海況によって一概には言えません。
ただ
真鯛は落ちて行くエビ、這っているエビ、昇って行くエビを見つけると追いかけて来ますので
いかに
真鯛に気付かせるかです。
気付かれれば何らかの気配が見えます(一気に食い付くとは限らないので、オチョクリの気配も・・・)。
そのアタリでだいたいの泳層がつかめますよね。

最低これ位の習性を知っていれば、考えて釣る事が出来ますよね!
竿テンヤ・ひとつテンヤの方も参考にして釣技を磨かれて下さいね。
テンヤ釣りの魅力にとりつかれる方が一人でも多く増えて行ってくれる事。
それを楽しみにしています!

四季丸 船長

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